YAC VR 展示設備・作品発送ガイド
本ガイドは、YAC VRへ作品を送付する際の作品条件、梱包、発送、展示設備、展示方法、 インスタレーション、照明その他の物理的な取扱いについて定めるものです。 契約、料金、作品販売、年間公開・維持費、著作権、キャンセルその他の条件については 「YAC VR 出展規約」をご確認ください。
作品を発送する前に、本ガイドを必ずご確認ください。
事前申告のない特殊な展示条件や、通常の設備・作業方法で安全に取り扱えない作品は、
展示・撮影の対象外となる場合があります。
第1条(出展できる作品の基本条件)
- YAC VRへ提出する作品は、出展者自身が販売権その他必要な権利を有し、 YAC VRを通じて販売可能な作品に限ります。
- 売約済みの作品、第三者所有の作品、他社・ギャラリー等との契約その他の理由により 販売できない作品、および非売作品は提出しないでください。
- 作品が販売可能な状態であることは、YACが作品を預かり、展示、撮影、 オンライン公開および販売するうえで、 権利関係が整理されていることを確認するための最低条件です。
第2条(出展・取扱いができない作品)
当社では、安全な保管、展示、撮影および返送が困難であること その他本サービス運営上の理由から、以下に該当する作品について、 原則としてお預かり、展示または撮影を行いません。
- 法令・権利侵害等:法令または公序良俗に反する作品、第三者の著作権、商標権、肖像権その他の権利を侵害する作品。
- 未乾燥・汚損のおそれ:絵具、塗料、接着剤等が十分に乾燥・硬化しておらず、他作品、梱包材または施設・設備を汚損するおそれがある作品。
- 腐敗・変質等:通常の室内環境で腐敗、著しい劣化・変質、液体漏出、害虫発生その他施設や他作品に影響する状態変化が生じるおそれがあるもの、または著しい臭気を発するもの。
- 危険物等:火薬類、可燃性・引火性の高い物質、刃物、毒物、病原体その他人体、作品または施設に危険・有害な影響を及ぼすおそれのあるもの。
- 搬入・搬出困難:大きさ、形状、構造等により、通常の搬入経路で安全に搬入・搬出できない作品。
- 極端に微細または多数の部材:主要内容の視認・撮影が困難なほど微細な作品、または極めて多数の細かな部材からなり、通常作業で展示、撤去、梱包、原状復帰が困難な作品。
- 通常を超える管理が必要:接触、振動、温度、湿度、光、塵埃その他について、YACの通常管理を超える特別な管理を必要とする作品。
- 高額品・貴重品等:宝石、貴金属その他高額素材を用いた作品、または申告価額その他の事情から通常の保管・管理体制による取扱いに適さないと当社が判断する作品。
- 完成状態が未確認のインスタレーション:当センターで初めて完成状態を検討・制作しなければ成立しない作品。
- 展示状態を成立させることが困難:完成状態を確認できる写真、配置図、設営方法その他の資料および送付された作品・部材だけでは合理的な範囲で展示状態を構成できない作品。
- その他安全な取扱いが困難:材質、構造、状態その他の事情により、通常の設備、人員、作業方法で安全に保管、展示、撮影または返送することが困難な作品。
1点あたり20kg以上、長辺180cm以上の作品、インスタレーション作品、
著しく破損・飛散しやすい素材を使用した作品、
その他通常とは異なる取扱い・展示方法を必要とする作品は、
発送前に必ずご相談ください。
第3条(オープンスタジオとしての運営と活動履歴への記載)
- YACでは、VR展覧会制作のため、 お預かりした作品をヨコスカアートセンター内に実際に展示します。
- 展示・撮影作業中に地域の方が立ち寄られた場合や、 作品に関心を持たれた方に対して、 作業中の状態であっても作品をご覧いただくことがあります。
- 出展者は、このような偶然の出会いを含む「一期一会」の鑑賞機会が生じることを、 YACの運営方針としてあらかじめ承諾するものとします。
- 実際にヨコスカアートセンター内で展示を行うため、 出展者は自身のプロフィール、CV、ポートフォリオその他の活動履歴において、 「ヨコスカアートセンターにて展示」等として記載することができます。
【記載例】
「2027年 ○○展 ヨコスカアートセンター(横須賀市/神奈川県)」
「2027年 ○○展 ヨコスカアートセンター(横須賀市/神奈川県)」
第4条(作品の発送、識別、梱包および返送)
- 作品は、当社が指定する期日までに ヨコスカアートセンター宛へ元払いで発送してください。
- 作品の識別表示: 複数の作品を発送する場合は、 当社が登録された作品情報と現物を確実に照合できるよう、 各作品または各作品の個別梱包に「作品番号」および「作品名(タイトル)」を 記載した付箋、ラベル、メモ等を必ず付けてください。 作品番号は、作品情報登録フォーム等で登録した作品番号と一致させてください。
- 作品そのものにラベル等を安全に取り付けられない場合は、 作品を包む袋、緩衝材、封筒、箱その他の個別梱包に識別表示を付けてください。 作品表面や、粘着物によって損傷・変色等のおそれがある箇所には、 付箋、テープ、シール等を直接貼らないでください。
- 識別表示がなく、当社が登録情報と作品現物を合理的に照合できない場合、 当社は当該作品の展示、撮影または販売登録を保留し、 出展者へ確認を求めることがあります。
- プラン料金に作品の往復送料は含まれていません。 往路送料は出展者負担(元払い)、返送料は出展者負担(着払い)です。
- 返送時の梱包について: 当社から作品を返送する際は、原則として、 出展者が当センターへの発送時に使用した段ボール、 緩衝材その他の梱包材を再利用し、 作品到着時の梱包状態を参考として再梱包します。 出展者は、往復輸送に十分耐えうる強度を有する梱包材を使用して 作品を発送してください。
- 返送時の発送業者・配送方法について: 当社は、原則として、 出展者が当センターへの発送時に利用した発送業者および配送方法を参考として返送します。 ただし、作品のサイズ、重量、梱包状態、発送業者の取扱条件その他の事情により、 当社が安全かつ適切と判断する別の発送業者または配送方法を利用する場合があります。
- 出展者が使用した梱包材が破損、劣化その他の理由により 安全な返送に適さないと当社が判断した場合、 当社は別の梱包材を使用し、または必要な補強を行うことがあります。 そのために追加の梱包材費、作業費その他の費用が発生する場合、 当該費用を出展者に負担いただくことがあります。
- 作品の返送先住所は、申込時に登録した住所を使用します。 変更がある場合は、返送前までに速やかにご連絡ください。
【重要】発送前に、すべての作品に識別表示を付けてください
複数作品をまとめて発送すると、
外観だけでは登録情報と実際の作品を正確に照合できない場合があります。
各作品に必ず「 作品名(タイトル)」「作品番号」「作品点数」が分かる表示を付けて、第三者が識別できるようにしください。
例:
「作品1 /15点中 Untitled #1」
「作品3 Object A」
識別表示は、原則として作品の裏面、底面その他、通常の展示・撮影時に見えない位置に付けてください。
作品の材質、形状その他の理由により作品本体への表示が適さない場合は、
作品を包む袋、緩衝材、封筒、個別箱その他、作品との対応関係が明確に分かる箇所に表示してください。
識別表示の取付方法および作品への影響については、出展者自身の責任で判断してください。
当社では、原則として作品保護のため極力識別表示を取り外さず、そのまま展示・撮影・返送します。
そのため、作品の正面、側面その他、展示・撮影時に見える位置には識別表示を付けないでください。
識別表示がなく、当社が登録情報と作品現物を合理的に照合できない場合、
当社は当該作品の展示、撮影または販売登録を保留し、出展者へ確認を求めることがあります。
各作品に必ず「 作品名(タイトル)」「作品番号」「作品点数」が分かる表示を付けて、第三者が識別できるようにしください。
例:
「作品1 /15点中 Untitled #1」
「作品3 Object A」
第5条(作品到着時の状態確認および輸送事故)
- 当社は作品到着後、開梱時に作品の状態を確認します。
- 毀損、変形、汚損その他の異常が確認された場合、作品、破損箇所、外装および梱包状態等を必要に応じて撮影・記録し、出展者へ通知します。
- 当社への発送中に生じたことが疑われる輸送事故については、原則として発送者である出展者の責任で、輸送業者への事故申告、補償請求その他必要な手続きを行ってください。
- 当社は、輸送業者による現物確認、記録写真の提供その他事故確認に必要な範囲で協力します。
- 異常が確認された作品について、当社は一時的に展示・撮影を保留し、現状のまま展示・撮影するか、今回の展示・撮影対象から除外するかの判断を出展者へ求めることがあります。
- 修復完了までの長期保管、代替作品の再送待ち、後日の追加展示または追加撮影を行う義務は負いません。
第6条(展示方法の基本方針)
- 作品の展示は、出展者から提供された作品情報、参考画像、展示方法に関する資料等を参考としつつ、YACインストーラーが実作品および展示空間を確認したうえで判断します。
- 作品の形状、サイズ、作品同士の関係、展示空間とのバランス、安全性、展覧会全体の構成その他の事情を踏まえ、当社が適切と判断する方法で展示します。
- 出展者から展示方法の希望または参考資料が提供されている場合でも、その完全再現を保証するものではありません。
- 展示方法の最終判断は、YACインストーラーが実作品と空間を確認したうえで行います。アーティストの立ち会いは原則不要です。
第7条(展示作品の選択)
- 原則として出展予定作品を展示します。
- 展示スペース、作品サイズ、作品同士の関係、展覧会全体の構成、安全性その他の事情から、すべての作品を展示することが適切でないと当社が判断した場合、一部作品を展示・撮影の対象から除外することがあります。
- 展示されなかった作品があることのみを理由として、利用料金の減額または返金は行いません。
第8条(YACが通常使用する展示設備・備品)
YACでは、原則としてセンターが通常保有する設備・備品の範囲内で展示を行います。 当社は作品ごとに新たな展示台、什器、展示器具、取付金具、支持具、固定具、 電源機器その他の物品を購入、製作または調達する義務を負いません。
| 作品種別 | 基本的な対応 |
|---|---|
| 壁掛け作品 | 原則としてYACが通常使用するビス等で展示します。 作品側に安全に掛けられる金具、ワイヤー、取付部分等を設けてください。 |
| 立体作品 | YACが通常保有する展示台等を使用します。 適切な展示台がない場合、床置きその他可能な方法で展示することがあります。 |
| ドローイング・紙作品 | 額装されていない軽量作品は、作品状態を確認したうえで、 練り消しその他YACが通常使用する簡易的な方法で展示する場合があります。 |
特定の寸法、高さ、仕様の展示台、専用什器、支持具、 特殊金具その他の器具が必要な場合は、 出展者自身の責任と負担で作品と一緒に送付してください。
第9条(壁掛け作品)
- 壁面展示を必要とする作品は、原則としてYACが通常使用するビス等で展示します。
- 額装作品、パネル作品その他壁面取付けを必要とする作品について、ビスその他の展示器具を安全に掛けられる金具、ワイヤー、取付部分等を、あらかじめ作品側へ設けた状態で送付してください。
- 適切な取付部分がない場合、または安全に壁面展示できないと当社が判断した場合、展示方法を変更し、または展示・撮影対象から除外することがあります。
第10条(額装作品の保護板および反射・映り込みのある作品)
- 額装作品のアクリル板・ガラス等について: 額装作品の前面にアクリル板、ガラスその他の透明保護板がある場合、 360°撮影および作品静止画撮影時の反射・映り込みを軽減するため、 原則として保護板を外した状態で展示・撮影を行います。
- 出展者は、可能な限り、作品前面のアクリル板等をあらかじめ取り外し、 作品面を適切に保護したうえで、額の裏板側に収める等、 作品前面とは別の状態で同梱して発送してください。 作品の材質、構造その他の理由により、この方法での発送が適さない場合は、 発送前にご相談ください。
- 作品の構造、状態その他の事情により、 保護板を取り外すことで作品の安全性を損なうおそれがある場合、 当社の判断により保護板を取り付けた状態で展示・撮影することがあります。
- 反射性素材を使用した作品について: 鏡面、金属、ガラス、アクリル、樹脂、光沢面その他の反射性素材を使用した作品も出展可能です。 ただし、作品の材質および360°撮影・静止画撮影の性質上、 撮影機材、展示空間、照明その他の映り込みや反射が生じる場合があります。
- 当社は可能な範囲で撮影位置、作品の配置その他の方法を調整しますが、 反射・映り込みの完全な除去を保証するものではありません。
- 反射・映り込みを軽減するため、 作品の真正面を避け、正面から左右または上下にずれた位置から撮影する場合があります。 その結果、撮影された作品の見え方、角度、遠近感等が、 作品を真正面から鑑賞した場合とは異なることがあります。
- 反射・映り込みの軽減または作品を真正面から撮影することのみを目的とした 再展示、再撮影、個別のライティング調整、画像加工その他の対応は、 原則として行いません。
反射性のある作品をご出展の方へ
YAC VRでは、作品の反射を理由として一律に出展対象外とはしていません。 一方で、360°撮影ではカメラ自体が空間内に存在するため、 作品の材質や展示位置によっては撮影機材等の映り込みを完全に避けることができません。 その場合は、映り込みの軽減を優先して撮影位置を調整することがあります。
YAC VRでは、作品の反射を理由として一律に出展対象外とはしていません。 一方で、360°撮影ではカメラ自体が空間内に存在するため、 作品の材質や展示位置によっては撮影機材等の映り込みを完全に避けることができません。 その場合は、映り込みの軽減を優先して撮影位置を調整することがあります。
第11条(立体作品および展示台)
- 立体作品は、YACが通常保有する展示台その他の設備・備品の範囲内で展示します。
- 作品に適した展示台がない場合、床面への直接設置その他、当社が可能と判断する方法で展示することがあります。
- 特定の展示台、専用什器、支持具その他の器具を必要とする場合、出展者は自己の責任と負担で必要な物品を作品とともに送付してください。
第12条(ドローイング・紙作品・軽量作品)
- 額装されていないドローイング、紙作品その他の軽量作品は、 作品の状態および材質等を確認したうえで、 練り消しその他YACが通常使用する簡易的な方法により壁面等へ展示する場合があります。
- この方法を希望しない場合は、事前に申告し、 必要な展示器具を作品とともに送付してください。
第13条(インスタレーション作品)
- インスタレーション作品その他、複数部材の組立て、配置、取付け等を必要とする作品は、 作品発送前に当社による事前確認が必要です。
- 原則として、完成状態が事前に一度以上実際に構成・確認されており、 完成状態を確認できる写真その他の資料、 および展示に必要な設営方法に関する情報を提供できる作品を対象とします。
- 完成状態が一度も構成・確認されていない作品、 または提供資料と送付作品だけでは合理的に展示状態を構成できない作品は 対象外となる場合があります。
- 過去の展示状態の完全再現は保証しません。 YACインストーラーが当センターの実空間に適した展示方法を判断します。
第14条(照明)
- 展示および撮影は、原則としてYACに常設されている照明設備 および通常の照明環境を使用して行います。
- 作品ごとの照明器具の追加、交換、特殊なライティング、 照明設備の移設その他個別の照明演出には対応していません。
- 作品自体の構成要素として照明機器等が必要な場合は、 作品発送前に必ず申告してください。
第15条(特殊な展示方法)
- 通常の展示方法では展示できない作品、特殊な施工、設備、工具、 電源その他の条件を必要とする作品は、発送前に事前確認が必要です。
- 事前申告のない特殊な展示条件が作品到着後に判明し、 通常サービスの範囲で対応困難と当社が判断した場合、 展示方法を変更し、または展示・撮影対象から除外することがあります。
※展示設備・備品の具体的なサイズ、参考画像、壁面図面等は、 申込フォームまたは別途案内する資料をご確認ください。