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越中71個展「富士山からの雪風71」
越中 正人 Masahito Koshinaka
越中71個展「富士山からの雪風71」では、現在に越中の眼差しの向く先を二つの作品から知ることができます。ビデオ作品《冥婚》は、未婚で亡くなった者を死後婚姻させる「冥婚」の風習を題材に、歴史や人種を超え多様性の因子である婚姻において、死後の世界にまで向けられる見えない「正しさ」を切り取ります。さらに、新たな試みとしてAR(拡張現実)を取り入れた写真作品《checking "checking answers"》シリーズを発表。端末を通して見る目の前の風景に仮想の視覚情報を重ねることで、「在る・無い」の境目が消失した世界で、私たちが当然と受け入れる「答え合わせ」の「答え(正しさ)」をも疑う視点を導入します。現代社会に潜む見えない価値観や認識の境界を問い直す、越中71の挑戦的な世界をぜひご体験ください。
越中71個展「富士山からの雪風71」
越中 正人 Masahito Koshinaka
EXHIBITION
越中 正人 Masahito Koshinaka
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Profile
越中 正人 Masahito Koshinaka
Koshinaka Masahito
これまで、「集合(集団)」と「個(個人)」の関係性に着目し、偶然または必然によって集まった「個」の集合の中における存在意義や相互作用について、人、花、火、星など、さまざまな素材を用いて写真と映像作品を制作してきました。2007年に発表したシリーズ《echoes》は「UBS Young Art Award」を受賞。以降、越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)やWROメディアアートビエンナーレ(ポーランド)など、国内外の国際展に参加し、活動の幅を広げています。
近年では、SNSやメディアによって形成された一つの視点や判断が、実際の事実とは無関係に、あたかも客観的な真実であるかのように社会に定着していく現象に強い関心を抱いています。情報量が飛躍的に増大した現代において、本来多様であるはずの「個」の視点や認識が見過ごされることに疑問を持ち、とりわけ、集団心理の中で曖昧な根拠のまま、思考・言葉・行動が加速度的に同一方向へと流れていく状況に対し、問いを投げかけるような表現を追求しています。